【小児科医に聞いた】歩き始めの赤ちゃんに最適なファーストシューズの6つの特徴とは?
歩き始めの赤ちゃんにとって、裸足が一番よいとされています。しかし、外出時などは靴が必要。そこで重要なのが、裸足に近い特徴を持ったデザインのファーストシューズを選ぶことです。
そこで今回は、小児科医として働くDiana Álvarez先生に、歩き始めの赤ちゃんにとってよい靴の特徴についてくわしく教えてもらいました。
1.つま先部分は丸みを帯びたデザインが理想的
ファーストシューズのつま先部分は、丸みを帯びたデザインが理想的です。
この部分で重要なのは、指を保護してくれることです。
子供の足が傷つかないように、つま先はふさがっていて丈夫でなければなりません。
2.柔軟性と通気性を兼ね備えた素材
ファーストシューズの素材は、柔軟性と通気性を兼ね備えている必要があります。
アティパスの靴は靴下のようなデザインになっており、この要件を満たしています。
調節部分は少なくとも甲より高い位置にあり、足首部分は柔軟でなければなりません。 足首を自由に動かすことができることが重要です。
また、かかとが靴の中に収まるようなフィット感も大切になります。
3.ソールは柔らかさが重要
ソールはヒールがない完全フラットなもので、かかとを持ち上げるような厚みがないことが重要です。
ソールは硬い素材ではなく、柔軟性のある素材で作られていると自然に足を動かすことができます。
靴の柔軟性は、片手で靴を持って曲げられるかどうかで確認できます。 アティパスの場合は完全に折り曲がるので、ソールがとてもやわらかいことが分かります。
4.つま先の屈曲性と伸縮性
つま先の屈曲性も重要なポイントです。
前後に折り曲げたり、少しひねりを加えたりして伸縮性があるかも確認しましょう。
伸縮性があると子供の足にフィットし、自由自在に足を動かすことができます。
5.靴擦れを防ぐ継ぎ目のない内側
ファーストシューズの内側は、靴擦れを避けるために継ぎ目がなくなめらかでなければなりません。
アティパスは、靴下のようなデザインになっているため継ぎ目がなく、ファーストシューズに適しています。
6.足の自由度を保つ柔らかいかかと部分
ファーストシューズのかかと部分は柔らかいことも大切なポイントです。
なぜなら、硬すぎるとかかとの自由度が奪われてしまうからです。
ここまでお話しした6つのポイントを満たすアティパスは、歩き始めの時期の赤ちゃんにベストなファーストシューズだといえるでしょう。
赤ちゃんの足の発達を促し、自然な動きを妨げないファーストシューズ選びを心がけてくださいね。
専門家の先生のご紹介
小児科医:Diana Álvarez先生
バルセロナ大学(ベルヴィッジキャンパス)医学部卒業。
グラノラーズ総合病院で小児科および関連分野のMIR研修を修了。
健康・栄養研究所(ISNUT)で乳幼児の睡眠に関する大学専門コースの講師を務める。
アンナ・エスタペ小児科センターで小児科医として働くかたわら、YouTubeチャンネル「Doctora Di pediatra」でデジタルメディアを通じた情報発信を行っている。