【小児足病医が教える】歩きはじめの赤ちゃんの足を育てる裸足の効果とおすすめのベビーシューズ
「赤ちゃんが裸足であるくことは本当にいいことなの?」「赤ちゃんの足にとって良いベビーシューズはどんな靴なのかな?」と疑問に感じているママやパパも多いのではないでしょうか。
赤ちゃんがおすわりをはじめて、つかまり立ちやハイハイをはじめると、赤ちゃんの「足」や「歩くこと」について知りたくなりますよね。とっても小さくて柔らかい赤ちゃんのかわいい足。大切な赤ちゃんの足を育てるためにも、しっかりとした専門知識をもつ先生に話を聞いてみたい。
そんなママとパパに向けて、イタリアの足の専門医で、小児の足を診療する小児足病医のMarika Manera先生に、イタリアのアティパスが行ったインタビュー内容をご紹介します。
本記事では、歩きはじめの時期に赤ちゃんが裸足で歩くことが、どのように足に良いのか、その効果とこの時期の赤ちゃんの足に良いおすすめのベビーシューズをご紹介します。
歩きはじめの赤ちゃんが裸足で歩くことは大切?
「赤ちゃんにはどんな靴が最適なのか」といった赤ちゃんの靴、特に最初の数歩を歩きはじめる頃のベビーシューズについての質問を、診療の中で多くのママやパパから受けます。また、「裸足で歩くことは赤ちゃんにとっていいことなの?」「問題を起こすリスクはない?」こういった質問もよくあります。
まずいえること。それは「裸足で歩くこと」についてはさまざまな科学的実証がされており、子供の感覚と認知の発達が促されると多くの文献に記されているということです。
また、土踏まずの正常な発育も助けるため、感覚および筋肉と関節の両方の面で適切な発達をサポートすることができます。
さらに、裸足で歩かせることで、子供が凹凸のある場所でもバランスをとって遊べるようになります。
例えば、小石の上を歩くとき、子供は石の大小にあわせて足の動きを調節する方法を身に着けることができます。これは神経系が筋肉系に刺激を与え筋肉がその場その場で適切に動くようになるためなのです。
歩きはじめの赤ちゃんにどんなベビーシューズを選べばいいの?
赤ちゃんが裸足で歩くことはとても良いのですが、常に裸足で歩かせることはできませんよね。外出時などは靴を履かせなくてはいけません。ではどんな靴を履けばいいのでしょうか?
それがアティパスです。アティパスはソウル大学が研究したシューズで、履くことで足の歩行機能を鍛えられる靴です。外出時にもまるで裸足で歩いているようにすべての感覚や刺激、認知機能を促進できます。ソールは非常に柔らかく、まったく硬くないことも特徴です。
大人の靴をただ小さくしても、子供にとって理想的な靴にはなりません。子供の足にはまったく異なる特徴があり、大人のミニチュアではないからです。ですので子供には子供用に設計された靴が必要なのです。
現役の小児足病医がアティパスをおすすめするポイントとは?
アティパスのかかと部分は、ソールで補強されており子供が安全に歩くことができます。同時に足裏が幅広なので、指であらゆる動きをすることができ、幅だけでなく高さも十分あるということも良いポイントです。
足裏には凹凸がついていて、凸凹面を歩く時のように子供を刺激することができます。足首部分は靴下状になっているので、圧迫されることなく快適に動けるところも赤ちゃんには嬉しいですね。
また、赤ちゃんの足は丸くて太くなっています。その特徴に合わせて、シューズの甲と足首の部分は、靴下のようになっているので履き心地も良く、足首が圧迫されることなく快適に動けるところも赤ちゃんには嬉しいですね。
ソールは無害なゴム素材で出来ているので、赤ちゃんが間違ってベビーシューズを口に入れても安心です。
アティパスのインソールは赤ちゃんの足の成長をチェックするヒントに
アティパスはインソールも提供しています。これは私たち足の専門医のように、赤ちゃんの歩行を見守る者にとってとても重要です。ここから多くの情報を得られるのです。
まずは足の跡から見ていきましょう。
つま先の跡が均等についているか、すり減り具合をチェックしてみてください。
これは私たちのような専門医だけでなく、親御さんにとっても履き替え時期を見計らう目安になるでしょう。赤ちゃんは自分では伝えられないですからね。
インソールについたつま先の跡から、足の成長のペースを知りサイズアップの時期を知ることができます。アティパスにはたくさんのメリットがあり、子供にとっても快適な靴といえるでしょう。
家の中にいて裸足で歩けるときや、砂などの上にいて素足で自由に遊べるときは裸足のままで構いません。しかしベビーシューズが必要な時にはアティパスを使いましょう。
専門家の先生のご紹介
小児足病医:Marika Manera先生
トスカーナ州とリグーリア州で活動する足の専門医。クリニックで小児の足の診療を中心に行っている。